妊娠中・授乳中・妊活中の方は、お腹の子供や妊娠に影響があるかもと思い、摂取する「飲み物」にも気を配っているでしょう。
健康や美容に良い効果が期待できるとされている「桑茶」は、妊娠・授乳・妊活をしている方でも飲めるのでしょうか?また、副作用や効果はどうなっているのか、詳しく解説しましょう。
桑茶はどんなお茶?カフェインは入っている?
ではまず、桑茶とは何か、妊娠中などでも飲めるのか説明します。
桑茶とは
桑茶は桑の葉を使ったお茶で、以下のような成分が含まれており、栄養価が高いことが特徴です。
・カルシウム
・マグネシウム
・鉄分
・ビタミン
・亜鉛
・食物繊維
・アミノ酸の一種であるGABA
栄養素が手軽に補給できるだけでなく、腸内環境の改善や血糖値の上昇ケア、エイジングケアなどの効果が期待できます。
妊娠中・授乳中・妊活中でも飲めるのか
桑茶にはカフェインなどの妊娠、授乳に影響を与える可能性があるとされている成分は入っていません。そのため、妊娠中・授乳中・妊活中いずれのタイミングでも飲むことが可能です。
桑茶は妊娠中に飲みたいお茶!期待できる効果・効能とは
栄養価が高く健康・美容に力を入れている方に人気の桑茶は、妊娠中にこそ飲みたいお茶と言えるのですが、その理由を説明しましょう。
貧血を予防
桑茶にはケールの3倍以上の鉄分が含まれています。妊娠中に貧血気味だと感じたら、桑茶を飲むと手軽に鉄分を摂取できるのでおすすめです。もともと貧血気味なら、妊活中から飲んでおくと妊娠中の貧血を予防できます。
つわり中の栄養補給になる
つわりがひどいと食事がとれず、栄養不足が気になる方もいるでしょう。そんなときでも、桑茶なら水分と一緒にたくさんの栄養素を補給できます。水分なら摂取できるという妊婦さんは、ぜひ桑茶を飲むことを始めてみてください。
赤ちゃんに必要なカルシウムを補給できる
桑茶の成分のうち、カルシウムは最も豊富に含まれている栄養素で、牛乳の20倍とも言われています。カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を作るのに欠かせませんから、妊娠中はぜひ桑茶で効率よく摂取していきましょう。
むくみを予防
妊娠すると体重が増え、今までと同じようには体を動かせなくなります。腰が痛くなり、座っていることが多くなると、だんだんと足にむくみを感じるようになるでしょう。
そんなとき、桑茶を飲めば含まれているカリウムによって、体内の不要な塩分を排出してくれます。徐々にむくみが改善していくはずですから、足がパンパンになってしまう前に桑茶を飲んでみてください。
便秘・体重増加を防ぐ
妊娠すると便秘に悩む方は少なくありません。桑茶には食物繊維がたっぷり入っていますから、続けて飲めば便通が改善する可能性があります。
さらに、桑茶には「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」と呼ばれる、糖質が小腸で吸収されるのを防ぐ成分が入っています。食事の前に飲めば、体重増加によって妊娠に影響が出てしまうのを防げるでしょう。
桑茶は妊婦にとって副作用はない?おすすめの飲み方は?
飲んだり食べたりするものは、特に妊娠中の方は副作用が気になるかもしれません。ここからは桑茶の副作用やおすすめの飲み方を説明します。
桑茶の副作用
今のところ、妊娠中かどうかに関わらず、桑茶を飲んで副作用が出たとの報告はないようです。気になるカフェインもほとんど入っていませんから、妊娠中・授乳中・妊活中でも飲みやすいお茶と言えるでしょう。
ただし、食物繊維が豊富に含まれているため、飲み過ぎるとお腹がゆるくなる可能性があります。もともとお腹が弱い方は、毎日少しずつ飲んだほうが良いかもしれません。ちなみに、桑茶は1日に飲む量が決まっておらず、好きなだけ飲んでも大丈夫です。
また、利尿作用の高い桑茶は、一度にたくさん飲むとトイレが近くなる場合があります。すぐにトイレに行けないときは、ガブガブと飲まないよう注意してくださいね。
おすすめの飲み方
桑茶には、以下の3種類があります。
・茶葉タイプ
・煮出しタイプ
・粉末タイプ
このうち、妊娠中におすすめなのは粉末タイプです。他のタイプは作るのに少し手間がかかりますが、粉末タイプなら水やお湯に溶かすだけで良いので手軽に飲めます。いつでも飲めるよう常備しておくと良いでしょう。
妊娠中・授乳中・妊活中には手軽な『有機粉末 三升くわ茶』がおすすめ
桑茶は栄養が豊富で、妊活中や妊娠中の方にとってはもちろん、授乳中の方にも良い効果・効能がたくさんあります。カフェインはほぼ入っておらず副作用も報告されていないため、妊娠中・授乳中・妊活中の方にぴったりなお茶です。
妊娠中の方でも手軽に飲めるのは粉末タイプで、その中でも『有機粉末 三升くわ茶』がおすすめです。水でもサッと溶けるだけでなく、牛乳やヨーグルトに混ぜることもできます。
ただし飲み過ぎるとお腹を壊したりトイレが近くなったりする可能性があります。1日の摂取量が決まっていないとはいえ、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。